「誰鐘」 雑感
毎回、渾身の宙公演終了後は抜け殻ですけど、今回はいろんな想いがあって特にね・・・。
まだタカスペあって良かった~。(タカスペ?ヅカスペ?あなたはどっち?)
今年もパロディコーナー@みちこ様監修はあるんかな?
宙組の本気は、ヤバイですからね(笑)
千秋楽の映像、「あそこが見たい」が、結構映ってました。
・「もう、ウサギさんになったのかい?」の後のところの、アグスティンのせつない表情。
・「頼むみんな、力を貸してくれ!」に応える、ラファエルの「よっしゃ!」なしぐさ。(MYツボ)
・フィナーレのダンス、大階段で千鈴ちゃんに当たるスポットライト。
・男役ダンスのゆひとむの絡みの時の、なんともいえない一瞬の2人の笑顔。(←これ最高!)
・星原先輩の後ろで、スっと頬の涙を拭う大空氏。 などなど。
卒業生のご挨拶も、毎回、改めて見ても、グっときますね。 みなさん、お疲れ様でした。
で、途中になってる感想も書かないといけないんだけど、
とりあえず大劇公演が終わったので、ずっと感じてたことをちょっとだけ書いときます。
終わった途端、ちょっとマイナスです。すいません。
『誰がために鐘は鳴る』、私は、“いい作品”だと思ってます。 好きです。
結局、10回観ましたけど、毎回、みんなの熱演に泣かされたし、感動をもらいました。
ほんと、宙組万歳!です。
でも、でも、でも・・・・やっぱり心のどこかにずーっとひっかかっていた思いっていうのは、
この作品は、“今の宙組”に合ってる作品では無いんだよなぁ・・・ってこと。
再演だから配役のバランスがあわないのは仕方ない、そんなに毎回、みんな出番や役が
多い作品なんてのは無い!っていうのは、充分にわかってるんだけど、
あまりにも、もったいない!っていうのが多すぎたと。
もう少し、「組の魅力」が出る作品になってたら良かったのに・・・と思っていたのです。
出番を増やそうという努力が見えたところもあるけど、それがとってつけたようになってたって
いうのも残念だったし。
役付きや出番だけじゃなく、せっかくのコーラス力も、影コーラスはみんな良かったけれど、
舞台の上であまり生かせなかったのは残念。
「カサブランカ」も同じ一本物だけど、ミュージカルとしてコーラスは生かせてたし。
「トラファルガー」は、作品の質云々は別として、あの眼福・軍服勢ぞろい!とか
かなり下級生までセリフや出番があったっていうところで、組の魅力が出せた作品だったとは思うし。
で、恋愛の部分の比重を、もっとゲリラ隊の個々の想いや、色んな背景なんかにも分けて
それぞれ生かして話を進めて欲しかったとか、
アグスティンがマリアに惚れてるっていうのは、いらんのちゃうん?とか(←超個人的思い)
思うところ色々書いてはみたんだけど・・・
改めて、歌劇の座談会の先生方の話を読むと、
自分が、こうだったらいいのにとか、ああして欲しかったって考えてたことと、サックリ真逆なので
どんなに書いたところで、なんだかむなしいので消しました。
あとは、やはり、1作挟んだだけで、似たような時代背景の、映画化されてる作品の舞台化を、
1本物で同じ組でやるっていうのは どうなんだろう・・・とかね。
そりゃ別物だけど、 やっぱり、なんだか既視感があって・・・。
自分目線で申し訳ないけど、こういう制作側と観客側とのズレみたいなのが、
ジワジワといろんなところに影響が出るんじゃないかなと思ったりもするんですよね・・・。
それと、どうも毎回、長い(そして、静かなの)ラブシーンが多くて・・・
次は、ラブシーンが多くてもいいから、小粋で、キュンキュンするのでお願いします! (笑)
・・・とまぁ、とりあえず、引っかかってたことは書いたけど、
それでも、私はさらに宙組にのめり込んでる訳なので(笑) 次からは前向きに行きます。
ではでは。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010.12.15 (Wed) | # | | 編集